株主優待クロス取引

株主優待クロス取引とは、現物買いと空売りを同時に行うため、株価の変動の影響を受けずに株主優待が貰える取引の事です。

クロス取引で注意すべきことは3つあります。
①貸借銘柄であるか
②株主優待権利日の確認
③過去の逆日歩の額のチェック

1番多くの人が利用しているSBI証券のアプリで説明します。

①貸借銘柄であるか
貸借銘柄=空売りができる銘柄
と覚えてください。
株主優待銘柄であっても空売りできない銘柄は沢山あります。その場合、株主優待のクロス取引はできません。下図の売りの欄の制度信用に○の記載があれば空売りができます。

②株主優待権利日
簡単に説明しますと、株主優待をもらう為には株主優待権利日の1日だけ株を持っていれば貰えるということです。すかいらーくの株主優待権利日で説明しますと、すかいらーくは株主優待が年2回貰えて、次回は2020年6月26日の日に株を買えば、次の日にすぐ売っても株主優待が貰えます。

③過去の逆日歩の額をチェック
逆日歩とは空売りした場合にかかる手数料です。株主優待クロスは今では有名なので、多くの人が空売りをします。空売りする人が多ければ、その分手数料が大きくなります。

例えば、株主優待でクオカード1000円、逆日歩5000円だと、4000円損したことになります。

過去の逆日歩のチェックは
『銘柄の名称 逆日歩』
と検索すると出てきます。サガミの場合で説明します。サガミは1000株で15,000円分の食事券が貰えます。
2013年9月30日の場合で説明します。下図でこの日の逆日歩を見ますと、100株あたり1,500円の逆日歩がついています。1000株だと15,000円なので、丸々手数料が取られたことになります。株は売買するだけでも手数料がかかるため、完全に損したことになります。銘柄によっては毎回逆日歩の方が上回るものもありますので絶対にチェックしてください。

投資のテクニック

投資のテクニックについて記載します。

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